西丹沢・檜洞丸(小コウゲ南西尾根より) [丹沢]
*今回のルートは危険個所がいくつもあります。
要注意ルートです。
日曜に西丹沢の檜洞丸へ行ってきました。久しぶりに丹沢の
探検コースを歩きたかったので、以前より調べていたルート
小コウゲ南西尾根(仮称)に挑戦しました。前日の大雨で
足元が心配だったので、撤退(というより僕が怖くなって引き
返し)覚悟で行ってみました。
地形図(上半分を左から時計回りに周回するルートです)
今回のルートは小コウゲと言われる急な岩場へ直登する
ルートなので、行く前から緊張していました。それに加え
前日夜半まで大雨が降っていたので、足場が悪いことも
考えられたので緊張感が増幅。「行き先変更しよっかな」
なんて最後まで考えている始末。でもまぁ怖そうなら戻れ
ば良いかということで出発。
檜洞丸へのツツジ新道から適当な斜面に取付き、地形図
中段左のp855経由で林道へ下りました。そこから始まって
小コウゲまで伸びている尾根を歩きます。
林道が現れる。
林道から尾根へは好きな場所から取付く。尾根に乗ると
綺麗な稜線が続いていきます。紅葉も随分下まで下りて
きていました。山を染めるということはないのですが、
局地的に綺麗な紅葉を楽しめました。
オレンジ
朝は曇りがちだった天気もこのころから太陽が顔を出して
緊張していた僕を少し元気づけてくれました。偉大だなぁ。
天気回復!
この辺りは植林地帯なのでシカ柵で覆われている部分も通過
します。脚立を2,3回越えたでしょうか。こういうルートは基本
的に人が通っていないので、クモの巣がそこらじゅうにありま
す。気をつけないと顔にバサッと・・・。
クモの巣も雨に濡れていました。
樹林帯を抜けるとブナ林に。本当の山が始まりました。
尾根は緩急交互に。きついが気持ちの良い尾根でした。
尾根が東に方向を変えると目指す小コウゲが正面になり
ます。この時はまだ稜線が霧に包まれていたのですが、
ときおり小コウゲが壁のように見えていました。
小コウゲ。
p1180を超えると、そこからはヤセ尾根。鞍部を一つ越えて
徐々に本日のメインディッシュ。ここの藪はダニが多いという
ことを調べて知っていたのですが、この時期ならもう大丈夫
と思っていました。・・・・が、付いた。下手に暖かかったので
動いたんでしょうね。強い藪を一生懸命漕いで一息入れた
時にパンツの裾に付いているのを発見。インベーダーみたいな
形、4mmくらい。嫌な物ですね(^^;)
一つ目の藪を超えると急峻なヤセ尾根が続きます。足元も
ゆるいし、安定した手掛かりも探しながらでないとない。
高度感もあり間違いは許されない場所が続きました。
写真では出ないですね。傾斜は。
ルートはあまり判然としません。薄い踏み跡と見上げて
設定したルートを頼りに登っていきます。この辺では30cm
ほどの石でも浮き石、土も全体的に緩いのでもっと大きな
岩も動くものが多い状態だったので緊張しました。でも
振り返ると絶景。すっきりと晴れていたので綺麗だった。
山々山、の向こうに富士山。
右へ左へトラバースをしたり、無理やりステップを作ったり
しながらよじ登ってようやく稜線の登山道にたどり着きました。
丁度小コウゲを登ったところ。ほっと一安心すると同時に
やり遂げられた嬉しさと充実感。大満足でした。
丁度お昼前だったので、お腹もすいてきました。今日は
周りに迷惑がかからないよう檜洞丸の頂上ではなくて
人の少ない熊笹の峰でランチの予定。とっとと歩いていき
ます。そして待望のご飯!
今日はホルモン焼きとユッケジャンスープに白米。焼き肉
屋さんが直で売ってくれたやつを!
ホルモンとミノ。焼きますよ~
スープも野菜沢山で。
美味しかった~。煙がたくさん出るので人がいるところでは
できませんね。全部で300g。食べつくしました。スープには
最後は生卵と御飯をぶち込んでクッパに。もうお腹いっぱいで
苦しいくらい(^^;) 1時間20分というなが~い休憩となって
しまいました。この時は太陽もサンサンと照っていたので
焼けてしまいました。暖かかったのでテーブルの木材の間に
隠れていた沢山のカメムシも散歩に出て行ったようです。
いい加減にしないと日没に間に合わないので出発。檜洞丸へ。
もう僕が最終便くらいの時刻だったので、頂上には沢を登って
来たらしい人が1グループいるのみ。僕もそそくさと下山を
開始しました。
この秋の台風や昨日の雨の影響でしょう。少し荒れている
ところもありました。新しく鉄ばしごが掛っていたり、鎖が
ついたり。本当に良く管理していただいています。感謝です
ね。頭が下がる。
ゴーラ沢も渡って最後の気持ちの良いトラバース路に入ると
西陽が射しこんできて、またまた美しい景色。紅葉が照らされ
ていました。
目的のルートも踏めたし、ご飯も美味しかったし完ぺきな山行。
そして帰りは今回は「ぶなの湯」でゆっくりと汗を流して帰り
ました。フルコースですね(^^)
要注意ルートです。
日曜に西丹沢の檜洞丸へ行ってきました。久しぶりに丹沢の
探検コースを歩きたかったので、以前より調べていたルート
小コウゲ南西尾根(仮称)に挑戦しました。前日の大雨で
足元が心配だったので、撤退(というより僕が怖くなって引き
返し)覚悟で行ってみました。
地形図(上半分を左から時計回りに周回するルートです)
今回のルートは小コウゲと言われる急な岩場へ直登する
ルートなので、行く前から緊張していました。それに加え
前日夜半まで大雨が降っていたので、足場が悪いことも
考えられたので緊張感が増幅。「行き先変更しよっかな」
なんて最後まで考えている始末。でもまぁ怖そうなら戻れ
ば良いかということで出発。
檜洞丸へのツツジ新道から適当な斜面に取付き、地形図
中段左のp855経由で林道へ下りました。そこから始まって
小コウゲまで伸びている尾根を歩きます。
林道が現れる。
林道から尾根へは好きな場所から取付く。尾根に乗ると
綺麗な稜線が続いていきます。紅葉も随分下まで下りて
きていました。山を染めるということはないのですが、
局地的に綺麗な紅葉を楽しめました。
オレンジ
朝は曇りがちだった天気もこのころから太陽が顔を出して
緊張していた僕を少し元気づけてくれました。偉大だなぁ。
天気回復!
この辺りは植林地帯なのでシカ柵で覆われている部分も通過
します。脚立を2,3回越えたでしょうか。こういうルートは基本
的に人が通っていないので、クモの巣がそこらじゅうにありま
す。気をつけないと顔にバサッと・・・。
クモの巣も雨に濡れていました。
樹林帯を抜けるとブナ林に。本当の山が始まりました。
尾根は緩急交互に。きついが気持ちの良い尾根でした。
尾根が東に方向を変えると目指す小コウゲが正面になり
ます。この時はまだ稜線が霧に包まれていたのですが、
ときおり小コウゲが壁のように見えていました。
小コウゲ。
p1180を超えると、そこからはヤセ尾根。鞍部を一つ越えて
徐々に本日のメインディッシュ。ここの藪はダニが多いという
ことを調べて知っていたのですが、この時期ならもう大丈夫
と思っていました。・・・・が、付いた。下手に暖かかったので
動いたんでしょうね。強い藪を一生懸命漕いで一息入れた
時にパンツの裾に付いているのを発見。インベーダーみたいな
形、4mmくらい。嫌な物ですね(^^;)
一つ目の藪を超えると急峻なヤセ尾根が続きます。足元も
ゆるいし、安定した手掛かりも探しながらでないとない。
高度感もあり間違いは許されない場所が続きました。
写真では出ないですね。傾斜は。
ルートはあまり判然としません。薄い踏み跡と見上げて
設定したルートを頼りに登っていきます。この辺では30cm
ほどの石でも浮き石、土も全体的に緩いのでもっと大きな
岩も動くものが多い状態だったので緊張しました。でも
振り返ると絶景。すっきりと晴れていたので綺麗だった。
山々山、の向こうに富士山。
右へ左へトラバースをしたり、無理やりステップを作ったり
しながらよじ登ってようやく稜線の登山道にたどり着きました。
丁度小コウゲを登ったところ。ほっと一安心すると同時に
やり遂げられた嬉しさと充実感。大満足でした。
丁度お昼前だったので、お腹もすいてきました。今日は
周りに迷惑がかからないよう檜洞丸の頂上ではなくて
人の少ない熊笹の峰でランチの予定。とっとと歩いていき
ます。そして待望のご飯!
今日はホルモン焼きとユッケジャンスープに白米。焼き肉
屋さんが直で売ってくれたやつを!
ホルモンとミノ。焼きますよ~
スープも野菜沢山で。
美味しかった~。煙がたくさん出るので人がいるところでは
できませんね。全部で300g。食べつくしました。スープには
最後は生卵と御飯をぶち込んでクッパに。もうお腹いっぱいで
苦しいくらい(^^;) 1時間20分というなが~い休憩となって
しまいました。この時は太陽もサンサンと照っていたので
焼けてしまいました。暖かかったのでテーブルの木材の間に
隠れていた沢山のカメムシも散歩に出て行ったようです。
いい加減にしないと日没に間に合わないので出発。檜洞丸へ。
もう僕が最終便くらいの時刻だったので、頂上には沢を登って
来たらしい人が1グループいるのみ。僕もそそくさと下山を
開始しました。
この秋の台風や昨日の雨の影響でしょう。少し荒れている
ところもありました。新しく鉄ばしごが掛っていたり、鎖が
ついたり。本当に良く管理していただいています。感謝です
ね。頭が下がる。
ゴーラ沢も渡って最後の気持ちの良いトラバース路に入ると
西陽が射しこんできて、またまた美しい景色。紅葉が照らされ
ていました。
目的のルートも踏めたし、ご飯も美味しかったし完ぺきな山行。
そして帰りは今回は「ぶなの湯」でゆっくりと汗を流して帰り
ました。フルコースですね(^^)
kenさんらしい山行でしたね。
しかも、豪華なお昼つき。
たしかに人のいるところではひんしゅくものですね(笑)。
ダニ・・・これだけは勘弁ですね。
by nousagi (2011-11-21 13:51)
nousagiさん
今回のルートは骨がありました。よじ登りながらちょっと
やり過ぎかなぁと思うほど。でも楽しかったです。
ご飯はこれはこれで大満足なメニューとなりました。
予想通り煙が沢山出たので、場所の選定は大正解。
ひんしゅくを買わずに済みましたよ。
by ken_trekking (2011-11-21 19:30)
ダニは勘弁。^^;
カメ君も結構、外岩にいます。 臭くて、勘弁。^^;
蜘蛛とかバッタとかは特に害は無いし、爬虫類も特に害は無し。
しかし、山でホルモン ・・・ グルメですねぇ。 ^^
by のら人 (2011-11-21 20:23)
前日の雨の影響はあまり無かった様で、
なによりでした。
山でホルモンの煙、私は好きです。
煙をおかずにランチもいいかも(笑)。
by 元山陽ちとせ (2011-11-21 21:32)
のら人さん
蜘蛛は僕は勘弁ですね~(^^;) あの巣にひっかかるのは
虫ほどではないけど精神的なダメージが・・・。ダニ、まだ
吸血されたことはないけれど、病原菌の媒介などされたら
たまりません。
元山陽ちとせさん
はい、あれだけ降った雨ですが泥だらけということには
なりませんでした。ただ日陰の岩場はヌルヌルでしたし、
土も全体的にやわな感じで地味に影響がありましたね。
ホルモンの煙ですか?(^^;) 確かに食欲はそそられる
と思いますよ~
by ken_trekking (2011-11-22 07:35)
完璧な山行にその後の温泉でフルコース~♨
お土産にダニがついてこなくてよかったです(笑)
by よしころん (2011-11-22 09:40)
よしころんさん
ありがとうございます。今回は久々に緊張感のある
山行だったのですが、目的が達成できて満足です。
ダニは本当に気持ちわるいですよ。害も大きいよう
ですし。でも相当な藪に立ち入らなければ大丈夫だ
と思います。
by ken_trekking (2011-11-22 23:21)
急登写真からでも分かりますよ。 岩と気持ち程度の木の枝を頼りに登られたのでしょうか。 薮のダニは厄介ですね。 ダニが居るということは、動物の通り道なので通れる道はあるのでしょうが、大変でしたね。
by おど (2011-11-23 19:53)
ここのスズタケ?の藪は随分減ったということですが、
それでも手ごわい部分もあり、必死にかき分けながら
進みました。獣道と人が通る路が合わさっているので
通れますが、やっぱりきつく突かれますね(^^;)
by ken_trekking (2011-11-24 07:34)
くもの巣の次の写真がいいですね。
ブナの尾根道……素敵なところですね。
実際に歩くのはしんどいかもしれませんが……気持ちが良さそうです。
by 山子路爺 (2011-11-25 10:31)
山子路爺さん
蜘蛛の巣はもっと上手に撮りたかったのですが
力不足でだめでした(-_-;) 結構きれいなもの
だったんですけどね。
ブナ林は本当に見事なものでした。檜洞丸
周辺はブナは立派なものが多く、いつも
見応えがあります。山頂近くはどうしても
傾斜が急できついですが。。
by ken_trekking (2011-11-27 23:24)