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丹沢表尾根・秋 [丹沢]

土曜日に貴重な好天を利用して、うちの奥さんを
連れて丹沢の表尾根を歩いてきました。彼女には
初めての縦走、一体どうなったのでしょうか?

塔ノ岳からの富士山
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土曜日は久しぶりの快晴の週末。秦野駅の
バス停も大盛況でした。富士山も一日中綺麗に
姿を見せてくれる珍しい一日。縦走デビューに
は最高の一日となりました。

大山。改めて眺めると立派な姿です。
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僕としては表尾根を塔ノ岳まで縦走するのは
無理かなという感じ。エスケープルートは豊富な
表尾根ですから適当なところで下りようと。
いずれにしても三ノ塔までのメインの登りを
どれだけ疲れないように登るかがキモでした。

地味な丹沢ですが小さな花はあります。
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いつもの三ノ塔からの表尾根
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なんとか疲れずに三ノ塔に登頂。初めは三ノ塔から
下りるのも良いかなと考えていたのですが、思った
よりも元気に登れたので、行けるところまで行くこと
としました。
ネットで三ノ塔の先烏尾山までのコルで崩壊した
個所があるということでしたが、きちんと補修されて
いて、さすがと思いました。

崩壊個所。三ノ塔から最低鞍部までの間にあります。
立派な梯子が掛けられています。
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ゆっくり話をしながら歩ける程度のテンポで歩いて
いくと、案外疲れずに進めるんですね。烏尾山への
登りも難なくこなせました。そして予定外の
書策小屋跡まで到達。時間は遅いけど期待以上の
成果です。ここで楽しみにしていたランチとします。

今日のご飯。本格的タイレッドカレーです。
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ペーストと小エビを炒めて(白とび・・・)
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ココナッツミルク(重かった)とスープを混ぜ。
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少し煮ると出来上がり。
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初めて作ってみたのですが、これがなかなかうまい。
うちの奥さんにはちょっと辛すぎたようですが、
きちんとお店の味でした。ピーマンやエビを多めに
持って行ったので具だくさんの美味しいレッドカレー。
これでココナツミルクを粉末などで軽く持って
いければレギュラー定着ですね。まさか山でこんな
ものを食べるとは思いませんでしたが、合格です。

ゆっくり1時間ランチ休憩の後、時間を計算して
ここまで来たら塔ノ岳を登って表尾根縦走を完成
させることにしました。彼女は「まだまだ元気!」と
言っています。歩きを見ても息も上がらず、足も
しっかりしています。

新大日までの急登をこなして、ようやく稜線歩き。
やっぱり稜線歩きは気持ちが良いし楽しい。
木ノ又小屋を過ぎ、本谷沢の源頭辺りでシカに
出合いました。

ちょっと幼なが残っている顔つき
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そして最後の急登をこなせば塔ノ岳へ。まさか
ここまでこれるとは!嬉しかったですね。これで
彼女も名だたる名山も歩き通せるということが
わかりました。高度感のある場所とかは別ですが。
本人も嬉しそうでした。

塔ノ岳からの富士山
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ところがそう簡単ではないのが登山。やっぱり
登山は下りが問題ですね。登りでなんとか体力を
使いきらずに済んだと思っていた彼女の足ですが
さすがに下りの強烈な大倉尾根。まるでスマホの
電源のようにスタミナが減っていきます。足が
ガクガクになってきているのが眼に見えます(^^;)
でも日の暮れる前の富士山はとても綺麗なまま
なのでした。

一日姿を見せてくれた富士山。美しい。
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そして今回最大の失敗。日没・・・・(ToT)
やっちまいましたね。周りにも初心者のような
登山者が幾人もいて、ヘッデンがないという人も
いましたが、僕がやってはいけません。。大反省。
大倉高原を過ぎた辺りでヘッデン点灯。彼女には
ちょっと悪いことをしたなぁ。このころにはもう
ヘロヘロ状態だったので精神的にもきたでしょう。

そしてようやくバス停。よく頑張りました。
本日彼女は大きな自信を得た代わりに、ロボットに
なっています。カクカク
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コメント 13

山子路爺

本格的(?)に丹沢のシーズンですね。
各所で富士山のお出迎え……いいですねぇ。
そろそろ私も出かけなくては。
by 山子路爺 (2011-10-30 14:02) 

のら人

奥様はロボットになってしまいましたか。(苦笑)
仕方ないですよ、下りは下り慣れ、していないと苦しいですよね。
カレーが美味しそうですね。 しかし、メッキリ日が暮れるのが早くなりましたね。17時で既に結構暗いです。
by のら人 (2011-10-30 14:13) 

nousagi

あまり疲れを感じないで歩けるというのは
kenさんのリードが良かったのでしょう。
1時間ものランチタイムが長すぎたのでは(笑)。
私は表尾根を歩いたことがありません。
一度は行きたいと思っているのですが・・・。
by nousagi (2011-10-30 16:00) 

Umi-Bozu

山頂でタイ飯とはすっごいですねぇ… 最近はメニューを考えるのも面倒くさくなってしまいました(笑) 粉末のココナッツミルクもあるみたいですが、結局水で溶かして使うから重量的にはプラスマイナスゼロですね。
by Umi-Bozu (2011-10-30 18:35) 

よしころん

うぅ~ん、相変わらず手抜きのない食事! お見事です!!
しかもいつもkenさんが作られてる? いいな~~♪ (笑)
丹沢方面は全く疎くて…
私達も先日谷川で久しぶりに、ばてばてのヘロヘロで下りてきましたよ ^^;
なんとかまだ山行で日没してしまったことはありません。
これからは特に気をつけないといけませんね。
by よしころん (2011-10-30 20:07) 

ken_trekking

山子路爺さん
そうですね。夏は暑いうえにヒルが元気。そろそろ
気兼ねなく歩きまわれる季節です。とはいえ地味に
なっていく季節でもありますが。是非出掛けてみて
くださいね。

のら人さん
ほんと、下りは体力的にというよりも体の構造的に
きついものがありますね。大腿四頭筋も必要ですし。
日没は早いですね。僕は実験のために何回かわざと
夜中の歩行をしていたので別にどうということは
ないのですが、慣れていない人にはきついと思い
ます。

nousagiさん
そうでしょうか、僕のリードが良かったのかな!
(^^) なんて・・・。ちょっと失敗してしまい
ましたね。帰りのバスでも周りの人も「やっちまった
なぁ」という感じでしたよ。
表尾根。丹沢の中でも眺望が良く良い尾根です。
機会があったら是非。

Umi-Bozuさん
そう。タイカレーは重量的に不利です。今度からは
無印良品かなぁ。美味しくていいんですけどね(^^)

よしころんさん
ほんと、一体何をしに山を登っているのか本人も
分からなくなっている状態ですよ!(^^;)
それに山では僕がすべての世話焼役なので調理人に
も大変身です。
今回は彼女には今までで一番きつい山行となったので
下りでは明らかに足がおぼつかなくヘロヘロになって
いるのがわかりました。ちょっときつ過ぎたかな~。
まぁこれも良い経験ということで自身がついたので
はないかと。日没は絶対×でしたが。ほんと反省
しています。
by ken_trekking (2011-10-30 20:28) 

木の葉

この日の記録を見ると、私は3時20分に塔ノ岳に到着して、3時29分に下山開始しましたが、この時点でまだ山頂にはけっこう人がいたような・・・
先日、ダイヤモンド富士を見たときも、帰りの林道でヘッドランプつけて歩いている人たちがいて驚きましたが、日没後も歩いている人はけっこう多いようですね。

表尾根を登って、塔ノ岳から大倉に下山するつもりで、ユーシンへ下りていこうとする人もいるようです。また、鍋割山から大倉に下山する際、後沢乗越から栗ノ木洞へ向かってしまう人も。
「なぜ?」と思ってしまうような道間違いも多いようで、なんだか危なっかしい感じがしますね~

蛇足ですが、最初の写真、三ノ塔ではなく塔ノ岳からの富士山ですね。
by 木の葉 (2011-10-31 20:38) 

asa

いつも豪華な昼食、感心します。
私の場合は…。言わないでおきましょう。
by asa (2011-11-01 09:48) 

ken_trekking

木の葉さん
まず間違い指摘ありがとうございます。確かに
表尾根が写ってないですね(^^;)
木の葉さんのペースだとその時間に下りられると
余裕で僕らを途中でオーバーテイク(F1風)され
ていると思いますが、木の葉さんらしい人を見た
覚えがないなぁ。。まぁあっという間に行かれた
んでしょうね。
道間違いはいくつもの行き先に分かれるピークで
いきなり起こるとは言いますが、栗の木洞方面なら
まだしも(これもダメージは大きいか?)、ユーシン
方面はきついですね。日没確実だし、今は隧道も
通過できるようになりましたが、今までだと・・・
気をつけなければですね。

asaさん
僕の登山はこんな感じなんでしょうね(^^;)
ちょっとマンネリ化しつつあるので、新しく
フライパンも導入してしまいましたので、また
しばらくいろいろやりそうです。
by ken_trekking (2011-11-01 19:44) 

元山陽ちとせ

大山は自転車の聖地でもあるヤビツ峠の関連で
以前から気になっていました。
気持ちよさそうなコースですね。
それにしても美味しそうなカレーです!
by 元山陽ちとせ (2011-11-03 23:48) 

ken_trekking

元山陽ちとせさん
ヤビツは凍結する季節以外はサイクリストが
いつもいますね。見ていてうらやましいなぁ
と思っています。今回のコースは大山を背にして
塔ノ岳という山に登るコースでした。眺めが
とても良くて人気なんですよ(^-^)

by ken_trekking (2011-11-05 06:34) 

Jetstream777

奥さん、頑張られましたね。 結構キツイコースと思います。
表尾根はこれから泥で大変でしょう。 バカ尾根の下りは膝をやられそうですね。 
by Jetstream777 (2011-11-07 16:42) 

ken_trekking

Jetstream777さん
ほんと段々と距離を延ばして硫黄岳まで登ったので
いけるかな?と思って連れて行ってみましたが、見事に
歩き通しました。でも仰る通り帰りの馬鹿尾根では膝が
ガクガクになっているのが見てわかったので、これが
現状での限界。あれで下りが際どいルートだったら危険
ですね。まぁ普段全く運動してないのに頑張ったと思い
ます。
by ken_trekking (2011-11-15 08:21) 

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