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鍋嵐へ。 [丹沢]

日曜日に東丹沢・宮ヶ瀬方面の鍋嵐山へ行ってきました。
天気は良かったのですが、朝の寒さは今まで丹沢では
味わったことがないほど。本当に寒かったです。
今回はルートについても情報は敢えてほとんど取らず、
自分の読図と目の観察で。途中一箇所ルートを見つける
ために周囲を歩き回ることになりましたが、これも楽しかっ
た。

地形図(右上からJの字に歩きます)
地形図.PNG

土山峠のバス停で降りて、P419mへ向かう尾根へ取り
付きました。取り付き点を探しながら今回も適当に。特に
ふみ後はなかったのですが、前回の権現山よりはずっと
楽に取り付けました。そこからは比較的はっきりとした
稜線を登る。鹿柵が続いて途中何箇所か脚立で越えます。
鹿柵を挟んで適当に歩き易そうな側を登っていくことにな
ります。

尾根はこんな感じ。
尾根上.PNG

どんどん登っていくと右側から「宮ヶ瀬尾根」と呼ばれている
尾根と合流。目立つ木に黄色テープが巻いてあり目的地が
表記されていました。そこから徐々にヤセ尾根が増えるよう
になり右前方に目指す鍋嵐、左側には辺室山が望めるよう
になりました。

辺室山(左のゆったりした山)
辺室山.PNG

丁度その辺で猟師の4人組に会いました。オレンジ色の
ベストを着ていたので初めは遭難があったのかと思いま
したが、猟銃を持っているのに気づきました。あちらとすれ
ば「チリンチリン」と鳴らしながら、大きな声で「おはようござい
ます~!!」と声をかけてきた僕は迷惑だったでしょうね。
シカなんてとっくに逃げてしまったに違いない。その日はあち
こちから銃の音が聞こえていました。みなさん黒ずくめの
服装は止めた方が良さそうですよ。

さて問題はここから。最後手も使わなくてはいけないような
急登をこなすと物見峠方面から来ている尾根と合流します。
結果から書くと、僕はここでのルート探索で1時間半使って
しまいました。自分の位置はほぼ把握していたので迷った
わけではなく、怖くもなかったのですが、これほど時間を使った
のは初めて。いい勉強になりました。これについては次の
記事で詳細に。

荷物を降ろして探しまくり・・・
探索中.PNG

正しいルートを探し出し、鍋嵐へ続く稜線へ。分岐は
「熊ノ爪」なんて物騒な名前が付けられていました。

熊ノ爪
熊の爪.PNG

そこまでもそうなのですが、ここから鍋嵐までは本当に
地図を読みこなさないと、初めて行く場合には迷うこと
になるでしょう。特に地形図上P719m地点は見た目で
まさに進みたくなるヤセ尾根は北上してしまう尾根で
す。正しくは大きな木が尾根上に覆い被さっていて
前が見通すことの出来ないヤセ尾根。よく見ると左から
巻いている踏み跡があります。僕はこの地点で屈み
こんで地形図とコンパスで確認しました。帰りも要注意。
そしてヤセ尾根をずっと歩いていくと最後北側が切れ落ち
ていて怖く感じるザレの急登。ゆっくり慎重に登っていく
と鍋嵐の頂上に付きました。ちょっと怖かったです。で
もそれを「怖い」と感じる性格の方が良いんじゃないか
と僕自身は思っています。

頂上(眺望は特になし。この看板の裏手から「ゴジラの背」
と言われる宮ヶ瀬湖へ下りていく尾根へ行けますが、熊に
襲われた人がいる尾根。)
山頂.PNG

写真はないのですが、この日のお昼は冷や飯を持って
いって、熱~くしたレトルトのスンドゥブチゲにぶち込んで
クッパにして食べました。辛くて温まって美味しかった。
これは水もたくさんは要らないし、ガスを使う時間も短く
て済むので良いですね。具が入っていないのでモヤシ
や葱を持っていけば最高だったかな。本当は焼肉もする
予定だったのが買うのを忘れてしまいました。ちなみに
成城石井で250円也でした。

予定では鍋嵐から南下して黒岩へ。そこから物見峠、
惣久経路、煤ヶ谷と行く予定でしたが、予定外の探索
で時間切れ。大人しく元来たルートへ。熊ノ爪から
物見峠方面へ歩きました。

一般ルートへ合流。
御社.PNG

そこから物見峠へ行くか辺室山へ行くか迷いましたが
辺室山に行くことも滅多になさそうだったので辺室山へ。
自分の登った尾根を左に観察しながら土山峠へ降りました。

辺室山山頂。展望なし。
辺室山山頂.PNG

充実感はあったけどちょっとだけ残念な今回の山行。
それでもやっぱり〆は温泉とシロコロでしょう!という
ことで今回は以前にも書いた広沢寺温泉・玉水楼へ。
とっても感じのいい仲居さん。お湯も七沢温泉に近い
肌がツルツルっとなるいい温泉です。ちょっと熱めの
露天のお風呂に出たり入ったり、ゆっくりと温まって
疲れも吹き飛びました。

玉水楼
玉水楼.PNG

最後はいつもの「おかめ」でシロコロなどなど。沢山食べ
て、またしても脂の焼けた匂いをさせながら小田急線
に乗ったのでした。
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権現山北東尾根 [丹沢]

今日は数年前から「ここって行けるのかな?」って思っていた
西丹沢の権現山(1138m)の東側に伸びている尾根を歩いて
きました。今回はいつものデジカメをうちの奥さんに取られた
ので、携帯のカメラで写真を撮りました。ただでさえ地味な
風景にデジカメ写真なので、いつもよりもさらに地味なブログ
へと進化(?)しています。「一体この写真は何を撮ったの?」
とは聞かないでください。では、スタート。

地形図 西丹沢自然教室近くからの尾根をいく。
ルート図.PNG

取り付きはこういうルートなので適当です。しかし斜面がどれも
とても急なので困難。登ってみてから下を見下ろすと普通に
「滑落危険!注意!」箇所。おまけに初めに取り付こうとした川の土手
沿いは足元がゆるい上に川側は30mくらいまっ逆さまに落ちる感じ。
ものすごく怖く感じたので引き返して改めて取付き点をあちこち探し
たのでした。危ない危ない。

急な斜面を何とか登りきって尾根の末端に取り付きます。そこからは
わりと緩めの尾根が続く。尾根の方向と地形図を見比べて目標の尾根で
あることを確認して登ります。

尾根下部
尾根下部.jpg

尾根が西側に方向転換して急になり、右から上がってくる権現山
北東尾根の主尾根と合流するとヤセ尾根に変化。おまけにシロく
ザレた感じ+岩がゴロゴロと出てくる。ちょっと嫌な箇所が続きまし
た。この尾根、下りに使うのは相当慣れている人でないと絶対危険。

こんな岩にヤセ尾根を阻まれ巻いたりよじ登ったり。
印象的な岩.jpg

そうこうしているうちに北側が広く開けて眺望の良い場所に。
ショチクボノ頭が良く見えました。

眺め良し。
見晴らしよし.jpg

慎重に急登をこなしていると、だんだん地面に霜柱。この日
1200m程度から上の日陰には少し雪が残っていました。
やっぱり空気は冷たかったです。

立派
霜柱.jpg

そして権現山に到着。探しましたが、山の名前の入った標識
さえなく何もない山頂でした。富士山が綺麗に見えたのだけが
救い。

何もない。。
権現山.jpg

富士山。真っ白で綺麗でした。
富士山.jpg

ここから、畦ヶ丸へ直接登る尾根へと取り付きます。ここも正式な
ルートではないし、クマを目撃した人もいるようなところなのでチョッと
勇気と覚悟と地形図が必要。権現山は一般の登山道も含めて
なかなか険しく手強い山でした。地形図で見るより厳し目です。
さて、畦ヶ丸へ。ルートは日向の明るい尾根なので緊張の連続だった
北東尾根のときよりリラックス。でもあちこちで痩せて嫌なポイントが
あったので油断はできない尾根。マスキ嵐沢へ行く踏み跡や行き先
がよくわからない踏み跡もあり予習していかないとダメですね。
そして最後藪の中の急登を身を屈めながら登りきると畦ヶ丸。

こんな藪の中を歩きます。
藪.jpg

歩き切った達成感を感じられる山歩きとなりました。この日、本当は
ここから一気に南下して屏風岩山へ向かい、今年ミツマタの群生を
みた尾根を下って中川方面へ下りようと思ったのですが、冬至が
間近のこの季節にはちょっと時間が掛かりすぎるということで大人しく
大滝キャンプ場方面へ下りました。

そして最後は御決まりの中川温泉やまぶき。最高の内湯を
存分に味わってゆっくりしたな~。暑いと汗を流してさっぱりでき、
寒いと冷えた体をポカポカに温めて元気を回復し、やっぱり
温泉は最高ですね。
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バリエーション・ルートの扱い [丹沢]

僕もたまに行っているバリエーションルートに
ついてですが、これからはあまり目印になる
ような物とか、取り付きの写真などは載せない
ようにしようかと思います。松田警察署のHPに
よると、最近の(特に単独行者の)遭難の傾向
として、ネットでの情報をもとに管理されて
いる登山道以外のいわゆるバリエーション
ルートに入り込んで道迷いやその結果の滑落を
しているものが増えているとのことです。昨年
起きた東沢乗越近辺での滑落遭難が僕には印象
に残っています。

それに加えて歩きながら思ったことですが、
バリエーションルートと一般の登山道の合流点
ではできるだけ跡を残さないようにしようかと。
バリエーションルートをやる人がある程度いる
と、普通の登山道との合流地点にどうしても
結構明瞭な踏み跡が残ってしまうのです。去年
起こった板小屋沢ノ頭付近での路迷いによる
滑落遭難も、地形による要因もありますが、
バリエーションルートの踏み跡に引き込まれた
ことが大きな要因になったのではないかと思い
ます。それに加えて無責任にテープを貼りまくる
人もいるわけですから、別に行きたくないという
人まで間違って進んでしまうことも多く起こり
うるわけで。この問題はとても重大でいったい
なんのためのテープかわからないといった類の
ものを見たことがある人は多いのではないで
しょうか。鍋割山近くの訓練所尾根でも
無責任なテープに導かれて沢に下りてしまった
ケースが数件ありました。

以上のようなことを考えると、僕がここで
好き勝手にバリエーションルートを紹介して
万が一にもそれを見た人が行ってみたくなり、
結果事故が起きてしまったなんていうことが
起きないように気をつけなければならないかな
と。。そういうことでこれからも僕はそういう
人気のないルートに行って、ここに日記のように
記事をアップはしますが、目印等になるような
ものは載せないようにしようと考えました。
すでにそのようにされているブログの作成者は
何人もいるので、まねをしようと思います。

ということで、記事の具体性が薄れたり、
「きれいそうだから行ってみたいのに」と思われた
ときでも役に立たない記事になったりすると思い
ますが、お許しくださいませ。まぁ大山北尾根の
ようにメジャーとマイナーの間、結構メジャー寄り
みたいなルートは良いと思いますが、今温めて
いるいくつかのルートでは自主規制を掛けようかな
と思います(^^)
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大山北尾根に行ってきました。 [丹沢]

昨日は大山の北尾根に行ってきました。寒い時期になると
行きたくなる大山方面。取り付きから頂上まではっきりした
尾根で楽しく歩けました。

地形図。地獄沢橋から北東へミズヒの頭を目指してから
大山北尾根を山頂へ向かって。
地形図.PNG

林道脇の紅葉
紅葉.PNG

先月「山と渓谷」にも掲載されたりしてすっかりメジャーな
ルートとなっている大山北尾根。とはいえ、あくまでも一般
道ではないので人はあまりおらず静かな山を楽しめます。
ヤビツ峠から歩いていった林道から登り始めました。初め
は少し急な斜面を歩き、ぐんぐん高度を上げていく感じ。
東京電力が管理する「16号鉄塔」があるため、黒いプラス
チック製の階段がところどころ設置されています。ちょっと
日が差す感じだったので、黄葉も空をバックに楽しめました。

黄色い
黄色.PNG

登っていけば16号鉄塔。途中東へ方向を転換する地点は
平坦で広くなっているので方向注意。鉄塔の足元からは
三ノ塔近辺がよく見えました。

鉄塔
16号鉄塔.PNG

ススキが綺麗でした。
すすきと三ノ塔.PNG

ここまで来てしまえば、頂上まではダラダラと300m程度
登るだけ。気持ちの良い稜線歩きを楽しめます。途中
少しヤセ尾根が合ったりして、少しのスリルも。

ヤセ尾根。気をつけないといけない。
ヤセ尾根.PNG

頂上まで行ってしまうと、人の雑踏に巻かれてしまうの
で、手前の稜線でご飯。西沢ノ頭を過ぎた辺りで、丁度
良い場所を見つけました。尾根が広くなっており、表尾根
から宮ヶ瀬まで一望できる絶好のポイント。今回は簡単に
パスタだったのでご飯の写真はありませんが、食べながら
眺めた眺望を載せてみます。

二ノ塔~塔ノ岳
二ノ塔~塔ノ岳.PNG

塔ノ岳~丹沢三峰
塔ノ岳~丹沢三峰.PNG

宮ヶ瀬方面
宮ヶ瀬方面.PNG

勝って知ったるなんとかで、それぞれの方面に以前歩いた
尾根が一望できました。行者ヶ岳北尾根や長尾尾根、ヨモギ
尾根などなど。人気のあるルートから人気のないルートまで
単なる地味な山の写真ですが、僕にとってはとても興味深い
3枚の写真です。

いつもゆったり目の時間配分で登山計画書を作るので、今回も
2時間程度早めに大山山頂に到着。とてもにぎやかで別世界。
でもこういうのも好きですよ。可愛い山ガール姿の子もたくさん
いて華やぎます。昼頃は眺めもよく太陽も出ていたので暖かい
中でみんなご飯を食べれたでしょう。

ゆっくり風呂に入りたいので、僕は早めに下山。今日も梅ノ木
尾根です。梅ノ木尾根もまた長くて静かな山を楽しめる好きな
ルート。でも華やかな世界から、人気のないある意味じみ~な
世界へと入っていくとギャップがすごい・・・。

梅ノ木尾根はとても良い尾根なのですが、前にも書いたとおり
やはり大山三峰山系の尾根なので急峻でヤセ尾根も所々に
あり注意がいります。道迷いポイントもいくつもあるので、安易
には入ってはいけない尾根ですね。

ヤセ尾根。落ちたら終了。。
梅ノ木尾根やせ尾根.PNG

そんな梅ノ木尾根ですが左側を見ると常に紅葉に染まる山肌
を眺めることができました。去年も思ったのですが、いわゆる
丹沢と言われる鍋割山とか西丹沢方面よりもこちらの方が綺麗
な色が楽しめるかもしれません。特に赤も多く混ざっているので
綺麗でした。

隣の尾根の紅葉
隣の尾根.PNG

ようやく梅ノ木尾根をこなして下山。お待ちかねの温泉です。
僕が勝手に言っている、「西のやまぶき、東の玉川館」。
今回ももちろん玉川館です。しかもしかも、行ってみると他に
人がいなくて貸切状態でした!!これはチャンス!と写真を
撮ってきたので載せちゃいます。風呂は総檜造り。もともと
内湯なんか本当に興味のなかった僕で、露天風呂のない
所には目もくれなかったのですが、ここだけは別です。

玄関近くの紅葉
もみじ.PNG

お風呂~
玉川館.PNG

洗い場
玉川館2.PNG

眺めはありません
玉川館3.PNG

お湯は七沢温泉特有の、入ったとたんにヌルツヤ。
シャワーも温泉なので、シャンプーが流せたのかどうか
よくわかりません。ツルツル。風呂桶や腰掛も木でできて
いて本当に風情があります。こんなお風呂で人がいない
なんて本当にもう最高。歩いてきた疲れなんてどっかに
飛んでいってしまいました。いろんな温泉に入って来ました
が、ここはトップクラスと言えます。山に行かない時でも
ここのお風呂を目当てにドライブにくる価値があると思い
ますよ。

そしてもう一つのお楽しみ。シロコロホルモン。前回偶然
見つけた、「おかめ」に寄りました。前回全て2人前で
頼んで多すぎだったので、今回はシロコロ以外は1人前。
結構大食いな僕でもこれで十分。シロコロは脂が甘く
ジューシーで美味しいですね。うまみが口の中に広がり
ます。

メインイベントが温泉なのか山なのか、はたまた食事なの
かよくわからない大山北尾根の山旅でした。楽しかった。


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ツツジ新道下部にできた私道に注意 [丹沢]

ツツジ新道にある私道へ導く看板
ツツジ新道私道.PNG

今年の4月下旬頃に登山口~ゴーラ沢出合間に作られた
「私道」がちょっと問題になっています。その私道
とは、ツツジ新道がゴーラ沢出合に向かってトラバース
している地点(一部ガレ地になっている地帯の近く)
から東沢と石棚沢の合流地点へ向かって作られたもの。
丁度作っているときに通りがかり、「何のための路な
んだろう?」と思っていた路でした。
松田警察のHPによると6月には下りでこの私道に間違って
進入し、いつもの路と違うということで復帰しようとして
混乱し救助要請をしてしまったということも起きたとか。
県の自然環境保全センターにきちんと許可を取って作った
路なので合法ということですが、告知をしないまま作った
らしく登山者が混乱し苦情も寄せられていたようです。

この路が下りる先は東沢。僕が以前石棚沢右岸尾根を
登った時の印象だと、そのあたりの沢は広く大きな岩
が堆積していて、大雨の後は危険というものでした。

石棚沢右岸尾根
http://trekkeng.blog.so-net.ne.jp/2009-11-16

僕的には下りで使ったとき既存の路とどちらが近道か
時間短縮できるかという興味を持っていて、そのうち
使ってみようと思っていたのですが、なぜわざわざ
作られたのかわからない。キャンプ場からツツジ新道
へ入るための路なんだろうか?その辺の意図が読めない
ので登山者も混乱したんだろうなと感じました。それ
にその辺の地形や路に詳しくない初めての人がこの沢
に下りた場合、あまりに広く不安を感じる可能性
もあるのではないかと思います。いずれにしろそのうちに
自分でも行ってみて記事にしてみようと思いますが、
行かれる方は十分にお気をつけて。

追記(*** 重要 ***)
昨日頂いた情報によると9月15日現在、例の集中豪雨の
影響で路自体消失、沢に掛けられていたという橋も
流されていて通行できないとのことです。

自然公園情報
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/05/1644/parkranger/tanzawa/west_7.html#100915
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塔ノ岳~丹沢山間の修復 [丹沢]

「丹沢通信」からの情報ですが、長い間修復箇所が
再崩壊した地点(塔ノ岳から丹沢山へ下りきった箇所)
の本格的な修復が完了したとのこと。写真を見る限り
とても安定感がありそうで、ありがたいことです。
本当に短い区間だけれども、相当の労力が掛かった
だろうなと容易に想像がつく見事な出来栄え。春まで
に1度は通らせていただきたいと思っています。

修復に参加された方々には感謝。

綺麗に修復されました。元の路は右下部にあって
崩壊が進んでいました。
崩壊修復.png
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鍋割山に行ってきました。 [丹沢]

光溢れる風景
光.PNG

昨日はうちの奥さんを連れてのんびりと
鍋割山に行ってきました。天気は最高に良く、
眺めもとても素晴らしいもので、後沢乗越か
らのきつい登りにもかかわらず彼女はとても
満足して喜んでいたようでした。

久しぶりの早起きでしたが、日の出はすごく
遅くなっている感じ。眠い目をこすりながら
なんとか起きることができました。それにし
も前日からニュースで「明日は絶好の行楽日
和」と言っていたからでしょうか、物凄い人
出でした。GWに匹敵する感じ。そして山
ガールスタイルの女性の多いこと。賑やかで
楽しい登山でした。

確認したかった二俣の新しい木橋
二俣木橋.PNG

頂上直下と中腹に整備された木道
木道.PNG

紅葉は黄葉を中心に見ごろになる直前という
感じでした。その代わり花はとても少なく
わずかにリンドウのようなものがある程度で
した。

数少ない花
りんどう?.PNG

山々の紅葉
黄葉.PNG

うちの奥さんが鍋割山が初めてということも
あり、今日は鍋割山荘の名物鍋焼きうどん。
そのため荷物もいつもよりは軽く気軽な山行
になりました。周囲の丹沢の尾根もくっきり
見ることができて良かった。

三ノ塔が並んできた
三ノ塔.PNG

ゆっくり山頂へ。富士山も時折顔を出してくれ
登ってきた甲斐があったと二人で喜び合うこと
ができました。良かったよかった。ついて早速
うどんを注文しに山荘へ入ったのですが、待っ
ている人がたくさん。ご夫婦も二人でてんてこ
まいでしたが、うまく学生くらいの男性を捕ま
えてビールをえさに手伝ってもらっていました
(さすが!)。鍋焼きうどんも相変わらず具だ
くさんで美味しかった!

山頂からの眺め
富士山側
富士山と山々山.PNG

相模湾側(以前の記事で青々としていた木が
黄葉している)
相模湾側.PNG

名物鍋焼きうどん
鍋焼きうどん.PNG

久しぶりの鍋割山。乗越周辺の路はとっても
きついですが明るくて楽しい山でした。




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パワージェル投入 [丹沢]

何度も書いているけれども、最近僕は
自転車ロードレースの観戦にはまって
しまっている。驚異的なスピードで
長時間自転車で走っているだけでなく
「人間がエンジン」となっているスポー
ツ独特のドラマがあってとても面白い
のだ。

でも、僕の興味はやっぱり山にも向け
られていて、なにかと「うまく利用できる
ものはないか」と目を皿のようにしている。
考えてみれば自転車ロードレースは、
「ある程度の負荷を長時間持続させ、かつ
人間力で行動するのでツールはできるだけ
軽く、コンパクトなものがいい」という
点で登山にとても共通点が多いはずの
スポーツ。前々からなにか使えるものが
あるはずと考えていた。そして今回目を
つけたのが行動食としてのパワージェル系。
僕の買ったのはパワーバーで、重さは
42.5gで熱量は120kcal。値段はさかいやで
262円(笑)。ガンガン摂取するには
値段はちょっと張るかもしれない。

軽くてコンパクト
重量.PNG

熱量はそこそこか?
熱量.PNG

で、今回初めて実戦投入してみた。結果は…
Q1 おいしいか?
A1 いや、美味しくはない。食べた感じは
  どろっとしていて、甘い水あめにレモン
  なんかの味をつけたよう。口の中が甘く
  なって水を飲まないと後がきつい。
Q2 荷物としては?
A2 軽いし、コンパクトでとてもいい。
  ヒップベルトにポケットが付いていれば
  そこに入れておけば便利。
Q3 肝心の効果は?
A3 よくわからない。ただ今回夏の丹沢でも
  比較的きついルートをたどったにしては
  スタミナ的には問題はなかった。それが
  ジェルの効果かは???ただジェル状で
  あるためエネルギーに換える時間は短い
  ということなので、時間の掛るごはんと
  違い、行動中に摂取し行動中にエネルギー
  化できるのではないかと。僕の場合は
  きつそうなポイントに着く1.5h~2h前
  くらいに摂取することにしようかと。

こんな感じでした。剣岳に行く時はウィダー
インゼリーも持っていく予定。食感も含めた
感想をまた書いてみます。
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寄~雨山峠の近況 [丹沢]

名もない小さな峠。僕の好きな場所
名もない峠.PNG

寄~雨山峠は沢伝いのルートということも
あり、状況の変化が激しいのが特徴と言える
と思う。沢にかけた木橋も何度も流され、
設置した指導標も早足で老朽化していく。
昔から道迷いの多い場所でもある。なので、
僕も丹沢を歩き始めた時に「あそこは地図
読みを相当練習して、下調べもしていかな
いと危なくてだめだな」と思っていたもの
だ。今回また歩いてみて、何点か気付いた
ことがあったので書いてみる。

遭難碑があることが象徴するように、道迷い
の多いルート。丹沢を歩いている人はみんな
持っているイメージだと思う。大雨が降れば
沢の状況は一変し、道標も渡渉地点も変わる。
でもそういう危機感からか登山道の整備が
さらに進んだ感があった。沢に迷い込み易い
地点にはペンキでの指示。木橋も真新しい。
青崩隧道の通行止めで、数少ないユーシンへ
のアクセスとして貴重なルートでもある。
そういうことを感じ実際に整備してくれて
いる人がいるっていうのはありがたいし、す
ばらしいなと思った。

コシバ沢の標
コシバ沢.PNG

ただ「雨山峠400m」の指導標から先はやはり
迷いやすい。沢の本流にいくつもの支流が
流れ込んでいて、どこから雨山峠に上がって
行くのかがわかりづらいから。おそらく迷い
込んだ人も多いのだろうし、管理目的で立ち
いる人もいるのだろう、踏み跡が濃くて思わず
行ってしまいそうな感じだ。実際に行ってみると
踏み跡は薄くなり、岩も大きく傾斜は急になる。
無理をして登れば滑落事故へ。鍋割山のHPにも
ここではないが鍋割峠へ行こうとして違う沢を
つめようとした人が滑落死亡したことがある
と書いてあったと思う。十分注意が必要。
ここ雨山峠直前ではどうしたらいいかと言うと
沢の本流を忠実に進めばいい。「雨山峠400m」
の指導標からみると本流は細い隙間に入っていく
感じに見えるのでルートとは思いづらいかも
しれない。そして最後に左にゆるく曲がった
先に立派な階段が見えたら正解。去年は
橋脚のひとつが宙ぶらりんの状態だったが
だいぶ改修され、しかも左側へ登る階段が
追加されている。ここにも整備に相当気を
配られていることがうかがえる。

階段
雨山峠直前階段.PNG

そして一番有効と思われる改善点。テープ
の改善だ。以前の記事にも書いたけれども、
管理用のテープと、個人の趣味のテープと
本来のルートを示すテープが錯綜してそれが
道迷いの大きな原因になっているこのルート。

寄~雨山峠~鍋割山北尾根
http://trekkeng.blog.so-net.ne.jp/2009-09-27

雨山峠~鍋割峠の近況
http://trekkeng.blog.so-net.ne.jp/2009-07-07

今回雨山峠までくると案内板にこのような
注意書きが加えられていた。

雨山峠にて
テープ改善.PNG

どうやらテープの件を本気で問題視して
くれたようで、黄色のテープを新たに追加
してくれていたようだ。これで一つの基準
ができて、安心。小さいようだけれども、
これはとても大きなことだと思う。ただ
この注意書きは寄から歩いてくる途中では
見なかったような。できればどこかわかり
やすい場所に大々的に設置してほしい。
そうすれば万全だと思う。まあ、このルート
を辿ると決めた時点で登山者側が相当な
心構えと研究をしなければいけないん
だと思うけれど。


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大石山(同角山稜)に行ってきました。 [丹沢]

昨日は久しぶりに山に行くことができました。
夏の丹沢はやはりものすごく暑くて、汗が滝の
ようになりましたが、「ビシッ」とした山行が
できて達成感を味わえました。

寄~雨山峠~雨山橋~ユーシンロッジ~大石山
~石棚山稜~ツツジ新道~西丹沢自然教室

昨日行ったルートです。雨山橋までは去年の
ブログに書いたので今回はユーシンロッジから。
雨山峠~鍋割山北尾根 http://trekkeng.blog.so-net.ne.jp/2009-09-27

ユーシンロッジは休業状態になってから何年
になったでしょうか。管理はされているよう
で、思ったよりもきれいにされていました。
ちょっと大げさですが、憧れていたユーシン
ロッジ。今回初めて行くことができて良かった。
今は営業はしていませんが、避難小屋として
提供はされていました。

写真でよく見たユーシンロッジ
ユーシンロッジ.PNG

右から回り込んだところにある戸口から入れます。
非難小屋として.PNG

本当は去年来る予定だったユーシンですが、
ネットでスズメバチの巣があるという情報を
得ていたので延期にしていたのです。今回
もう大丈夫だろうと思って行ったのですが、
意外な展開に。
問題の巣は、ロッジから大石山の取り付きへ
向かう橋の欄干についていたのです。昨日見た
ところ去年の巣は崩壊して跡が残っていました。
去年の巣.PNG

それを見て安心したのですが、ふと気付くと
スズメバチらしきハチが飛んでいる。「??」
よく見るとちょっと離れた欄干に立派な新しい
巣があるじゃありませんか。巣の入り口では
働き蜂が一生懸命羽ばたきをして巣を涼しく
保とうとしている。この暑さはいくらスズメバチ
でもきついんですね。そんなことを考えていま
したが、実はドキドキ。大丈夫かな?と思い
ながら威嚇するような行動に出てきたら退散
もしくは沢を別ルートから渡ることにして
ソロソロと近づいていきました。何匹か働き
蜂が飛びまわっていましたが、特にこちらに
注意を払っている様子でもなく、なんとか無事に
通過。ドキドキした。

今年の巣.PNG

そこからは大石山への登りです。地形図を
見て予測はしていたのですが、これがそれを超え
る急登に次ぐ急登。それに夏の暑さが加わって
汗がまさに滝のよう。シャツは全面ぐっしょり。
タフなルートです。
大石山へ急登.PNG

なんとか急登をこなして、大石山のシンボルの
大石に到着。思ったより大きくてそそり立って
いる大石にびっくり。垂直に立っている石を
見上げてしばしあんぐり状態でした。
大石.PNG

大石山の頂上は有名な展望ポイントですが、
僕がついた時には雲が全面的に低く広がり
残念ながら展望ゼロ。また次回ですね。
そしてある意味この日のメインディシュが
始まりました。梯子、鎖、シロザレ、急斜面
のオンパレード。隧道の通行止めでただで
さえ孤島と化したこの山域で怪我は致命的
です。本当に慎重に歩きました。落ちたら
ちょっとまずい個所は随所にありました。
東沢経路へいくポイントも確認しました。
上級者向きのルートなので、僕にはまだ
早いかな。もっと訓練してから挑戦します。

有名なはしご。下は相当落ちています。
下は絶壁.PNG

長いシロザレの急傾斜。右側は崖。鎖を
頼りに歩きます。
ザレ・急傾斜・鎖.PNG

<重要!!>
このルート全般的に急登、急降下の連続
で体力が奪われるのに加え、通行止めの影響
で人がほとんど歩いていないことで、いく
つかのポイントでルートファインディングが
必要となる個所がありました。しかも、その
ひとつは間違えると同角沢へ迷い込んでしまう
ようなもの。獣の踏み跡があまりに明瞭で
疲れて判断力が落ちている場合、しっかりと
していないとひかれる可能性があります。
もし行かれるならば地図読みの訓練を十分
して、わかりずらい個所はしっかりと探索を
してから進行方向を決めるようにお勧めし
ます。道を辿る歩き方しかしていない人には
不向き。時間も相当かかります。

同角ノ頭も無事に越え、急降下。そこから
登り返せば勝手知ったる石棚山です。とこ
ろがやっぱりルートが不明瞭な個所に。
ただここまでくれば右に見えるは檜洞丸
からの稜線、左に見えるは石棚山稜だと確信
できていたので、適当な場所で石棚山稜
へ向かいました。着いてみると見慣れた
分岐点。偶然でしょうか、ばっちり地形図の
ルート通りの場所に出ることができました。

石棚山稜合流地点の看板
石棚山稜合流.PNG

「ほっとした」というのが本音。なかなか
に時間のかかるルートでした。想像以上に
きつく、暑さで「念のために持って行った」
分の水も消費している状態でした。大体3L
弱飲んだでしょうか。僕はそれほど水を消費
しないほうなのですが、やはり夏の丹沢は
なめてはいけませんね。

帰りは温泉かと思っていましたが、水浴びの
ほうが良いでしょ!ということで、自然教室
裏の沢でシャツや山パンツも脱いで頭から
水浴び。最高に気持ち良かった!バッサバッサ
と普段なら冷たくて頭からは被れないような
水を浴びて、着替えをしてさっぱりした気持
ちと達成感に包まれて車上の人となりました。


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